高校2年生の夏、私達8人で長野県の安曇野と野辺山に2泊したお話は以前少し書かせて頂いたのですが、高原を走る電車からどこまでも澄んだ深緑と青色との水が絶え間なく流れゆく沢を見下ろした私は、そのあまりの美しさにタイトルの言葉が胸の中に浮かび、以来その言葉は、一度も私を裏切ることなく、人生の旅の中で心の中に喜びとともに去来するのでした。
皆様、お暑い日が続いております。お元気でお過ごしでいらっしゃいますか。
現在、私はずっと夏期講習会の準備に明け暮れております。ブログを書かせて頂こうとパソコンに向かうのですが、気が付くと、問題文を作っておりまして・・・。お暑い中、六本木教室にいらして下さる皆様が本当に良い夏だった!実力が付いた!と実感して頂けますように、今はそのことしか考えられずにおります。なんと、眠りながらも問題文を考えているようなのですよ・・・なんて、信じられないことですが、昔から授業でこのようなことをしたら良く分かって頂けるのでは、とか、こんな制作をしたら・・・というアイデアが特に明け方浮かぶのです。そんなときには、目が覚めるなり、急いでノートに覚書を致しますが、最近、特にそれが多く、果たして私はちゃんと眠れているのでしょうか(笑)
潤いの無い夏の繰り返しですが、毎日皆様にお会い出来ます夏は、私にとりまして喜び以外の何物でもございません。楽しくご一緒に学んで参りましょうね。
さて・・・。そんな中でも、時折銀座のナルニア国にお邪魔させていただくことは私の何よりの楽しみなのです。ほとんど毎日、アマゾンからの宅配物や郵便物が届くのですが、やはりナルニア国で出会える本とは異なるように思います。およそひと月前には店内ホールで絵本作家降谷ななさんの講演会に伺い、1時間半、大変楽しい時間を過ごさせて頂きました。ご家族様とお住まいのスロヴァキア共和国での生活について、実際に美しい民族衣装を手に取らせて頂きながら、原色の色彩が浮かぶような生き生きとしたお話を伺わせて頂きました。すぐ身近にある森へのお散歩・・・そこで出会う、陶器の置物のような赤と白のキノコや、森で迷いかけたこと・・・結婚式の様子・・・ご主人様のお母様にお庭にお引越ししてすぐにトマトなど植えなさいと言われたこと・・・そして、今ではその濃厚な美味しさを楽しむ日々であることなどなど、遠い国ではありますが、飾らぬお話にすぐご近所のことを伺っているような、懐かしささえ感じておりました。拝見させて頂きました刺繍とレースが美しいシャツは男性用でした。降谷ななさんは「スロヴァキアでは、男性が美しいということが価値あることとして評価されるのです。」とおっしゃって、最近出版された<「三本の金の髪の毛」松岡享子訳 のら書店>の絵を描いておられるのですが、そこに出てくる美しい若者についても言及しておられました。このお話の太陽は、朝、小さな男の子で、昼には一人前の男になり、夕方にはお年寄りになって帰ってくる・・・その豊かな発想に驚かれ、また、お話を絵にする時のご苦心された点についてもお話なさっておられました。読めば読むほど、グリム童話などや勿論、アンデルセン童話とも違う、中。東欧の昔話の独特な味わいに出会えます。
ところで・・・先日、あるお店から古本を送っていただいたのですが、おまけとして切手を入れて頂いておりました。私は本から滑り落ちたその小さな切手を見て驚いてしまいました。前から私が欲しかったドイツの眠り姫の古切手だったのです。そのことをお伝えしましたら、店主の方も感激して下さいましたが、何か・・・やはり、ご縁ってあるのですね。六本木教室にいらして下さる皆様も、ご縁でめぐり会わせて頂いているのを感じます。先日、第一期生のお母様よりお手紙を頂きました。第一期生の同窓生の方とお話されたい・・・とお書き頂いて、私も是非、秋が終わりましたらと存じました。
お話は尽きません。でも、明日は年中さんクラスがございますので、今日はこの辺で失礼いたします。・・・年長さんに比べますと本当にお小さいです[E:happy01]明日も楽しいこと沢山ですよ。お暑いですので、お気をつけていらして下さいね。