皆様、あけましておめでとうございます。年末、年始はいかがお過ごしでいらっしゃいましたか?いつもお忙しい思いをされていらっしゃいますお母様方には、少しでもゆっくりとして頂けましたら嬉しいのですが・・・。なかなかそうも行かないのですよね。私は、今年初めて少々罪悪感のようなものを覚えつつも、ついつい27日ぎりぎりで好奇心に勝てず、横浜のとあるホテルの洋風と中華2段のおせち料理を注文してしまいました!肉、パテ類が多く、我が家の男性2名が喜んでくれるかしら、と思ったのでしたが・・・31日夕方、その2人の男性におせちを受け取りに行ってきて貰ったのですが、なんだか暗い影を纏っての帰宅。「タイヤがね・・・」なんと、免許を取って以来、あまり運転していない息子が、張り切って運転中、タイヤを道路の段差に擦ってしまい、ちょっと裂けてしまった感じとか[E:typhoon]見て頂いたら、一般道なら大丈夫だけれど、高速はパンクの危険があるとか[E:thunder]「え~お正月前にどうするの~?」華やかなホテルのロゴ入りの緋色の風呂敷に包まれたおせちを前に、暗黒色の気分に塗りつぶされた我が家でした。(ちなみに、直ぐにサブタイヤに交換して頂き、お陰様で事無きを得ました[E:happy01])そして、肝心のおせちは・・・美味しいのですが、私の急いで作った煮物と焼いたお餅を入れるお澄まし仕立てのお雑煮が一番美味しいとのことで、嬉しい様な、残念な様な気持ちでした。来年からは、また地道に自分で作ることに致します。

さて、昨年末のチョコリットのコンサートには沢山の方々のご来場を頂きまして、心より感謝致しております。あの日から、まるで夢の中の出来事のように全てがより輝きを増し、年末にはまるで映画の中のワンシーンのような素敵な思い出も出来ました。それは、一言で言えば、ある方々とホテルのラウンジの片隅で、高さのある窓から雨に霞んだ景色を眺めながら午後のお茶をご一緒させて頂いたということなのですが、リストの愛の夢やコンソレーション(昔、親友の結婚式で弾かせて頂きました。)など、生演奏で響く中、数ある紅茶の茶葉のお見本の瓶の蓋を開けて紅茶を選ばせて頂く等、そのひとつひとつのお時間が心楽しく、何より、とても大切に思う方とのお時間は、それ自体、輝きを持って心の中に長く留まるものなのですね。今年は、そうした大切な方々とのお時間を大事にしていこうと心に誓いました。

大晦日の夜遅くには、横浜みなとみらいの大ホールで行われました「ジルヴェスターコンサート2012-~2013」に行って参りました。ぎりぎりまで新年を迎える準備に追われ、駆け込む感じでしたが、大晦日の夜にちょっと改まった服装で出かけて行くなんてめったに無いことでしたので少しワクワクしました。車でみなとみらいまでは15分程で到着し、駐車場もそんなに混んではおらず、スムースでした。(みなとみらいのもっと桜木町寄りの周辺の道路は大渋滞でしたが、皆様はどちらにお出かけなのでしょうか。大観覧車のある遊園地?それとも年を越した瞬間の港の汽笛を聴きにいらしているのでしょうか。)
さて・・・!コンサートを終えた後、主人と取り交わしたことは「これからは毎年このコンサートに来ましょうね!」という言葉でした。本当に感動しました。このコンサートのオーケストラは横浜みなとみらいホールの館長でもあられる池辺晋一郎氏が音楽監督を務められ、指揮者飯森範親氏のもとにそれこそ音楽の各界で活躍されていらっしゃる蒼々たる方々がこの夜の為に集われているもので、音楽の質が高く、中でも若手の演奏者であるピアノの萩原麻未さん(第65回ジュネーヴ国際コンクールで優勝)のグリーグ:ピアノ協奏曲イ短調作品16より第一楽章の演奏は、ピアノとはかくも美しい音を奏でるものかと目の覚めるような新鮮な鮮やかさがあり、それに続くヴァイオリンの演奏も数々素晴らしく、中でもベートーヴェン:ロマンス第2番を深みと厚みのある憂いを纏ったヴァイオリンで奏でられた徳永二郎氏の演奏が素晴らしく、「ああ、もし、あの方がベートーヴェンだとして、今、私の為だけに演奏して下さっているとしたら、きっと瞬間的に恋に落ちてしまうのかもしれないわ・・・。」などと、曲名通りのロマンスを妄想し、夢見てしまっておりました(笑)。ところで、音楽家との恋・・・って一見素敵だと思いますが、私の身の回りの音楽家の方って・・・皆様、個性が強くて、変わっていらっしゃる方も多くて・・・。(笑)
さて、お話しが随分ずれましたが、今回、吉原すみれ様がティンパニーを演奏されていらして、また感激しました。吉原様は、私の母校の先輩で、高校生の当時、チャペルに演奏にいらして下さったのをよく覚えております。今回も、当時の印象と変わらずに本当に素敵な演奏であり、お姿でした。また、コンサートプログラムにあるお写真の下に、「お年玉をもらったら何に使いますか。」というお題へのコメントが載せられていたのですが、吉原様は「プロに頼んで家中を掃除したい」と書かれていらして、「さすが、私の先輩」と、妙な親近感を抱いてしまいました。この大掃除の時期、ずっと同じことを考えていた私でしたので。年越しのカウントダウンは、ブリテンの青少年のための管弦楽より抜粋で、本当に、曲の最終の音が響き終わった瞬間に年が明け、割れるような拍手と歓声でした。続いてストラヴィンスキーのバレエ音楽「春の祭典」、そしてグノーのアヴェ・マリアと、続き、最後は満場の拍手でラデッキー行進曲でコンサートは幕を降ろし、感激のうちに帰宅いたしました。

お正月は、皆様からの年に一度の愛らしいお写真など満載の御年賀状に感激しておりました。そして、あとは、本当にゆっくりと冬期講習会準備に取り掛かることが出来ました。元旦に好評を博した煮物を3日連続で大量に続り続けた結果、「また煮物?」と3日目に言われてしまいました。家族の為に、お料理に専念して、家族とゆっくり語り合って・・・ほとんど引きこもりのようなお正月でしたが、良い時間を過ごすことが出来ました。しっかりと睡眠をとりますと、やはり、すっきりとして仕事も捗ります。

今年の私の仕事のキイワードは「吟味」と「選択」に致しました。皆様が今年合格される為に、必要なことをしっかりと「吟味」し、「選択」して邁進していく所存でございます。その為にも、チョコリットの先輩のお姉さま方、今年も是非、ご助言を頂けましたら幸いでございます。どうぞよろしくお願いいたします。

この2つのキイワードは、今年一年間の時間の使い方全般に言えることであり、しっかりと考え、自分の心と直感を大事に、見極めて歩んで参ろうと思っております。自分にとって本当に掛け替えのない大事な方を、駆け足で来たこの数年間、必ずしも私は大事にさせて頂けてはおりませんでした。そもそも、自分にとって、何が一番大切であるのか、立ち止まり、問いつつ、道を選択して進んでいこうとおもっております。

お嬢様のこともお母様のことも、皆様おひとりおひとりのことが、常に心にございます。本年も、皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り致しております。
本当に、お幸せを多く感じられます一年でありますように・・・!

さあ、明日からまた全力の日々が始まります。冬期講習会、頑張りましょうね!