第3期生の新年長さん達は、本当に生き生き、溌剌、元気が良い方が多いのです[E:happy01]
今、彼女たちの一番素晴らしいのがグループで相談する時に、全員、意見が言えていることなのです。ご自分の考えを言葉にして、グループの中で全員に向かって言うということは、なかなか簡単なことではありません。どなたもどんどん、アイデアが溢れてくる感じで、発想力の豊かさも感じます。相談の場において、あと練習すべきは、相手のそうした意見にどう対応するかです。相手の意見に耳を傾ける姿勢、相手の意見と異なる時どうしたら良いのか、ということを学んでいかれるのは、入試だけではなく、今後に繋がる大切なことであると考えます。

また、嬉しいことに、今日は「歌う天使のクリスマスツリー」を制作しましたが、製作途中に、「楽しい!」「可愛い!」というお声が聞こえるようになって参りました。制作が好きになって下さることは、上達への第一歩なのです。「先生、この余ったペーパーはどうしますか?」と尋ねられ、「お家でも天使様を作っても良いのよ。」と言うと、嬉しそうに「持ち帰って作ってみよう!」と張り切っていらっしゃいました。大きな羽の「大天使を作りたい。」と言われるミッション系の幼稚園の方もおられました。暗めの色彩の色画用紙に、今日作ったような天使のオーナメントを沢山張り付けて飛ばして、素敵な絵に仕上げてみるのも素敵です。それで、クリスマスカードも出来ますね。いつかこの天使のご指導した後で、お母さまより、お姉さまが通われるあるミッション系小学校の校長先生にそのようにしてお嬢さま達が作ったカードを郵便でお出ししたところ、「先生、校長先生が大変喜んで下さり、素敵なカードをありがとう、と、なんと速達でお返事を頂いてしまいました!」と伺いました。

それから、制作したツリーにかかっていたのは、本物の羊毛です。「これは、本物の羊の毛なのよ。」とお話しましたら、「わ~暖かい!」と喜ばれ、「どこの羊から取って来たの?先生。」と聞くお子さまもいらっしゃいました。本当に羊毛は持つだけで暖かいのです。「どこの羊から・・・」のような質問、本当に素敵ですね。CMで、幼稚園で子供達が先生に「カルピス作って」と言いますと、先生が牧場に行って牛のミルクを絞るところから始め、文字通り、先生がカルピスを造る、というものを見ましたが、子供たちの本当の発想は、この先生の行動があながち間違っているとは言えないと考えております。しばしば、子供たちの壮大な発想には驚かされるのです。

さて、本日は面接の練習も開始致しました。これはまだ本番の面接の練習とは意味合いを異にし、キチンとしたお返事、ご挨拶、椅子に座る姿勢、そして帰っていく時走らない事、並んで待っている時の姿勢などをひとつひとつ身につけて行くための基本練習です。お1人お1人の姿勢を細かくチェック出来るので、大変有効であると存じます。

まだまだこれから、練習すべきことは山積みなのですが、今回の新年長さん達も、本当に魅力あるお嬢さまばかりです。焦らずに、そして何よりも彼女たちの輝きを大事に育んでいきたいと存じております。今日は合格されたお姉さま方とお母さま方が六本木クラスを訪ねて下さいましたね。(皆さま、ありがとうございました!)本当に「試験に向けて仕上がる」のは、夏休みが過ぎた頃というのが、お母さま方も実感されていらっしゃることで、まだまだ今の新年長さん達の行動観察をグラフにしたら、出来ていることとこれからのことの差が激しいと思います。しかしながら、各課題も徐々に上達され、行儀も良くなり、正座も身についていかれることでしょう。そうした中で、それぞれのお子さまの底で現在光っているもの。これを、大事に大事に磨いていくことは、本当に最優先されるべきことと考えているのです。

合格されたお姉さま達にお会いした新年長さんのお母さま方もお感じになられた筈ですが、どなたも生き生きとした個性、特性を持ち、お花にたとえるならば、新芽が一杯ある枝の様な状態なのです。この新芽を落して、ただただ大人しい、つるつるの枝のような方がミッション系小学校に合格される方であるというのは誤った見識なのです。お嬢さまをお花に例えましたので、お母様をそのお花のお世話をするお花屋さんに例えますと、枝が真っ直ぐに伸びて行って欲しいと考えても、伸びて行く段階で、枝が右の方へ行ったり、左の方へいったりすることもあるということを知っているということが大切なのです。自然にまかせる、ということを知っているお花屋さんは、じっと片時も離れずに見つめ、右に行ってしまった、左に曲ってしまった、と逐一慌てることは避けるでしょう。(本当はそうしたくなるのが大半の親と言うものなのですが)じっと見守っていられるのです。曲りながらも、枝は伸びようとしますし、曲ることで、どの枝も同じ枝ぶりにならずに、個性を獲得出来るのです。

来年迄のおよそ11カ月、お嬢さまとご家族様とで、通常ではなかなか経験出来ないような様々な思いを経験される筈です。その中には苦難も入っております。でも、価値ある苦難です。真にご家族の結束力が試されることでしょう。そして、いくつもの喜びと感動も経験されることでしょう。ご一緒に歩んで参りましょうね!

・・・それから、最後になりましたが、今日いらしてくださいました2期生のお母さまに伺いました。幼稚園のお友達と塾のお話をされていて、六本木の塾に通っていたと言われたところ、「チョコリットじゃない?」と言われたそうで、いつもブログをお読み頂いていらっしゃるとおっしゃって下さったそうです。ありがとうございます。素敵な、まだお会いしてはいない方々が、全国からアクセスして下さっていることを思うと、ワクワクして参ります。ご覧の皆さま、いつも本当にありがとうございます!