昨日、最後の音楽表現で、六本木クラスのお子さまに踊っていただいた、ヨナーソンの<かっこうワルツ>。そのあまりの可愛らしさが、感動となって、今も胸に深く残っているのです。多分一生、忘れられない光景となるでしょう。
羽ばたくかっこう、枝をぴょんぴょん伝うかっこう、木の実を噤むかっこう、そして・・・。仲良しさんの2羽で向かい合ってワルツに合わせ、身体を揺らすかっこうのあの品の良い可愛らしさと言ったら・・・・!無心に音楽表現されていた彼女達!そして、ホワイエからは、時折、お母さま方の微かな笑い声の混ざった暖かい雰囲気の空気が流れてきて。おそらく、六本木クラスで、お子さまが安心して活動されていらしたのも、そんな雰囲気が大きく作用していたのだと思うのです。お隣のお部屋で、お母さまが、大勢で楽しそうにお茶を飲まれていると思うだけで、どんなにお子さまが嬉しかったのか、私にも、伝わってまいりましたので。制作物を持って、意気揚々とホワイエのお母さまのもとへ行かれる時の、お子さま達は、本当に、お背中に翼が見えるような飛び立つような喜びに溢れていらっしゃいましたね!

大人同士が手をつなぎ、親和の交流を持つその横で、お子さまは安心して友情を結んでいけるのかもしれないと思っています。教室という場を設け、何が一番嬉しいと言ったら、私の教室で出会ったお子様やお母様が仲良くなられることなのです。

今日、個別のご指導で伺った折り、ご指導が終了して、ピアノで<きらきら星>を上手に弾いて下さったので、私もご一緒に伴奏を弾かせて頂き、なんと、連弾してしまいましたね!まさか、彼女とご一緒にピアノが弾けるなんて・・・!彼女も喜んで下さり、思わず2人で手を取り合って感激してしまいました!…小学校が、決まられましたら、一度、我が家の古いピアノを弾きにいらしてね!と心の中で申し上げました。

昨日の国立音楽院の授業で、偶然にも、この<きらきら星>の原曲であるフランス民謡の<アー ブー ディレ ジュ ママン?>をクラスの皆さまで、フランス語で歌ったばかりでしたね。「きいてよ、おかあさん、恋の悩み・・・」と、うら若き乙女のお話の調子と心情が、4分の2拍子、ついで8分の6拍子、そして、4分の3拍子と、どのように変化していったのか、皆さまでお話致しました!

最後になりましたが、11月23日のチャイルドコンサート、本当に、素敵な演奏家のお二人です!どうぞお楽しみに!