皆様、本日は大変お疲れ様でございました。どんなに疲労困憊でいらっしゃることでしょうか。どうぞ、暖かなお風呂でゆっくりとリラックスなさり、本日のことを綺麗に洗い流され、一刻も早く、お休み下さいませ。
よくお休みになられますように、小さなお話しをさせて頂きますね。
夏に、息子のマンションを拠点に、しらびそ高原に行き、天空の里ビューポイントから下栗の里を眺める為に、素敵な山歩きを楽しんで参りました。本当に人一人しか通れない様な、昼なお暗い樹木の林立する山肌に設えられた道を、黙々と歩いて進むと、何か、神聖な教会の中を歩いているように錯覚を覚えて来るのです。この、ほの暗い道を歩く私達を神様は見守っておられ、この先の明るみで、神様は待っていて下さるような不思議な感覚に囚われておりました。その時に、向こうからどなたかが歩いていらっしゃると、お互いに、まるで小鳥の様に細やかな足場を探して、つま先立ち、相手の方が通られる道をお譲りするのも、楽しさのひとつなのでした。

妻籠宿に参りました時には、厩(うまや)や、囲炉裏がございましたので、授業中、絵本でしか見たことが無いと仰っていらした、チョコリットの皆様の為にお写真を撮って参りました。
妻籠宿の流れの其処彼処に、ホオズキが美しい彩りを添え、ワラで出来た馬や、みずみずしい豊富な美しい流れを利用した、彩り豊かなお花、水車、ひょうたん、へちま、そしてまだ青かった栗などをお嬢様とご一緒にどうぞご覧下さいませ。

常に清澄な水の流れる音が聞こえてくる環境で暮らすことは、どのような作用を人に与えてくれるのでしょうか。もしかしたら、余分なことを考えない様に、良い意味でのノイズになってくれるのかも知れないと、ふと思いました。頭の中に、雑念ではなく、清い流れの音が在ることは、もしかしたら、修行にも通じることかも知れないと、考えました。

明日からも、まだまだお試験は続きます。今夜も、皆様の夢の中に沢山の合格こびとをお送り致します。どうぞ、良い夢が見られますように。そして、明日も精一杯、お力を尽くしていらして下さいませ。
明日もお祈り致しております。