朝からアイフォンを傍に置き、皆様のことを考えておりました。同じ横浜で、車で駆けつけましたら15分の距離なのです。まるで皆様のドキドキが伝わって来るようでした。そして、10時過ぎには突然の驟雨。地震もありましたね。私のリビングからは、座っていると雲だけしか見えませんが、その雲が最近厚くて低いのを感じます。これからの面接や受験当日も、何かあることを前提にお時間にはかなりの余裕を見られて小学校に向かわれるべきですね。
さて、そうしているうちに、受験番号を手にされたお母様方からご報告メールを頂きました。中には、あの激しい雨の中、外人墓地の雨がしのげる場所からメールを下さった方もいらして。皆様は今、大変な試練の渦中で、泣いたり笑ったりされているこの瞬間がどんな意味を持つのかなど、考える余裕は何処にも無いはずですね。でも、本日、雨に濡れながら、この受験番号はどうだったのかしら・・・とか、もっとこうすれば良かったわ・・・など、あれこれもの思いに耽りながら帰られていくお姿を、一旦、ご自身の目ではなく、お空から見下ろすどなたかの目でご覧になってみてください。「・・・精一杯頑張っていますね・・・。」どなたかの、そんなお声が聞こえて来るように思えませんか。精一杯の毎日を生きられているお嬢様をはじめ、ご家族様の「今」は人生の中で振り返られました時に、愛おしくかけがえの無い「時」になっている筈です。夢中である目標に向かって頑張っているお姿は本当に美しいと感じます。もし、あまりに過酷な日々に疲れてしまわれた時には、天を仰いで見て下さい。「ずっと駆け回っていて、ひとときも安らぐ時が無いじゃろう・・・。さあ、もっと楽にして、たまには立ち止まって・・・。」と、どなたかのお声が聞こえてくるかもしれませんね。
かく言う私も、その見えない方の目を常に意識し、聞こえないお声を聴きながら、日々を生きております。私が真剣になって駆け回る程、天からの笑い声が大きく響いてくる気が致します。それは、まるで若き日の私の真剣な悩み事を聞いた幼馴染がお腹を抱えて笑ってくれた時のように、心地よい安堵を覚える笑い声なのです。