本日の授業の中で、「お椀」と「りんご」等が答えになるなぞなぞを考えて頂きました。すると、びっくりする程素敵ななぞなぞを発表して下さったお嬢様がいらっしゃいました。「ワンワンと鳴いている入れ物なあに。」「とても良いわね!あと、それがどこにあるのかが分かったらもっと良いわね。」すると・・・「キッチンでワンワンと鳴いている入れ物なあに。」「素晴らしい!さあ、皆さんで答えましょう。」「・・・それはお椀です!」この発表をして下さる前、彼女はハッと良い案が思い浮かんだのが表情に瞬間現れたのを見ておりました。大人しいお嬢様でも、しっかりと考え、良い答えが浮かんだ時に発表してみる・・・それを、すかさず教室で受け止める、ということが大人しいけれど必要な時にはしっかりと発表出来るお心を培って行けるのだと存じます。

また・・・こんななぞなぞを作って下さったお嬢様もいらっしゃいました。「お日様に芽が出て、葉っぱがついた果物なあに。」「まあ、なんて素敵ななぞなぞなんでしょう。さあ、お答えを皆さんで。」「・・・それは、りんごです!」りんごの赤を燃え盛る太陽になぞらえるなんて、詩人ですね。なぞなぞにも、いろいろな作り方があり、ダジャレや様々な言葉遊びから生まれたり、まさになぞらえたり、擬人法もよく使われ、例えるものもよくありますね。是非、沢山のなぞなぞをお子様に作って頂き、お母さまはお答えを考えて下さいね。

六本木クラスでは、このように、最近無理なく順調に発表力が伸びて来ております。昨日も、もし、あなたのお母さまがご病気になったら、どんなことをしてあげたいですか?と質問しましたら、「お手伝いしてあげます。」「おかゆを作ってあげます。」「お薬を飲ませてあげます。」「病院に連れて行ってあげます。」等々、可愛い子供がそうしてくれるだけで、病気も吹き飛んでしまうようなお答えばかりでした。その中で「お歌をきれいな声で歌ってあげます。」と答えて下さった方がいらっしゃいました。病気にもよりますが、我が子が元気になってほしいと願い、歌ってくれる時、どんなにお母さまは励まされることでしょう。春期講習会は明日で終了いたしますが、この大変であった3日間でご経験されましたことが、今後に生きて行かれましたら幸いです。昨日は<ことばの達人になるために>を学びましたが、本日の数の様々な項目も、2次元的なペーパーの中の経験でしかなかった「数」というものが、どれほど実生活で生き生きと動きを持っているものなのか、、3次元の世界へと数を連れ出し、まとめたり、合わせたり、背比べする・・・といった数との遊びのボキャブラリーを増やして差し上げられたら・・・と願い、作成した教材でした。「数」でも、大いに遊び、言葉と数の達人になって下さいね!

昨日、「皆さん、達人、てわかりますか?」と申し上げましたら、「ハイ。」と手を上げられ「上手なこと。」と言えたお嬢様もいらっしゃいました。語彙力の差はこの時期、顕著です。本当に皆様には日々驚かされ、また、喜ばされております。