昨日、お話し致しました詩『受(うけ)いれる』(小学館)の作者は加島祥造さんでした。5年前にベストセラーになった『求めない』という同作者の詩に励まされ、そのフレーズが刻まれたカレンダーを壁に掛けて、時には口ずさんでもいたのですが、昨日はふとお名前を失念してしまいました。加島祥造さんは、大切な方が亡くなられ、その深い悲しみの中から立ち上がられ、この詩を書かれたのだそうです。赤ちゃんが生まれて日の光や母の愛を<受け入れる>ようにして、何事も<受け入れて>生きて行ってごらん・・・。そのように、ひとことひとことが胸の中のこわばりや、ひいては固まって無理をしていたのに気付かなかった体にまで働きかけ、その効果には大変即効性があり、その言葉によって、暖かになり、フウッと解かれていくような気持ちにさせられるように感じるのです。