5月になりました!風薫る5月、緑光る5月、この快適な気候の中で、六本木クラスの皆さまには明るく一歩一歩前進して頂きたいとひたすら願っております。
さて、昨日は無事年長クラスの横浜雙葉・ミッション系小学校第3回模擬試験が終了致しました。ご参加下さいました皆さま、大変お疲れ様でございました。採点が終わりましたが、どなたもお力がついてこられているのを感じます。当教室の模擬試験は超長文?(笑)のお話の聞き取りを始め、かなり難易度は高いと存じます。こうした問題を時間的制約の中、今出された問題を集中思考して解くと言う経験はご参加されたお嬢さまのお力をつける弾みになる大事な機会であったと信じております。全体的にお時間もかからずに速やかに解答出来るようになっていらっしゃいましたし、大変意欲的であるのも楽しみです。難しいお話の聞き取りの順番づけも正解者が多くいらして驚きました。お母さま方には「今回は問題を易しめにさせて頂きました。」と申し上げておりましたものの、いざ出題してみますと「やはり難しかったですね・・・!」とお伝えしなくてはならない難しい問題が多く含まれ、しかしながら採点してみますとどなたもそれによくついて来て下さっているのを感じるのです。また近く講評の日程をお知らせ申し上げます。皆さまでこのまま前進して参りましょう。

ところで・・・本日の面接ではどなたも本当に素敵な解答をしてくださいました。模試の終了後、アシスタントの先生方とガレリアの方でランチを頂きながらそれぞれが担当した面接のお話などもさせて頂きました。中でも、「もしあなたが魔法が使えたら、どんなことをしてみたいですか」の問いには、「夜の景色の中を家族でお空を飛んでみたい」「魔法使いの国で魔法の言葉を使って遊び、ほうきに乗って家に送り届けてもらいたい」「壊れたクマのぬいぐるみのお鼻を元通りに直したい」「遊園地の観覧車を大きなお滑り台に変えたい」「(まだ数カ月の)弟の*ちゃんと一緒に遊んでみたい。」というそれぞれのお嬢さまの広がる夢や愛らしい願いが込められ、「あなたのお母さまは、大人になったら何になりたかったのかをあなたは知っていますか?」の問いにはお花屋さん、お医者さん、スチュワーデス、歌手・・・と具体的に即答していらっしゃる方も多く、ゆったりとした日々の生活の流れの中で、お母様ご自身についてお嬢様に意識的に、あるいは無意識のうちに語っていらしたことがあるのだという思いを抱きました。また「お母様はサンタクロースになりたかったんです。」というお答も興味深く存じました。素敵ではありませんか。姿を消して、夜中にこっそり世界中の子供たちに喜びを届けるお仕事ですものね。きっとそのお母さまは「サンタクロース」では無いけれど、本質的にはそれに近いお仕事を選ばれたのかも知れません。そしてS先生が担当したお嬢さまのお話をして下さったのですが・・・「あなたのお母さまは、大人になったら何になりたかったのでしょう。」と尋ねると、小首を傾げてちょっと考えてから彼女はこう答えられたのだそうです。
「お母さんは、お母さんになりたかったんだと思います。・・・だって、私にとっても優しくしてくれるからです。」
胸を打たれる言葉は、日々の親子で大事にされている生活の中から響き、紡がれ出て来るように感じます。そしてその響きはまた彼女の子供たちにも伝えられていくことでしょうね。教育には色々な方法がありますが、お子さまが日常から感じ取るというものも本当に大事な教育であると存じました。