年中さんの春期講習会が昨日で終了しました。午前中からお昼を超え、小さなお友達が精一杯授業についてきて下さいましたこと、そしてお母さま方の暖かな全体のお子さまへのご配慮にも感銘を受け、深く感謝申し上げます。・・・どうして、六本木クラスのお母さま方には皆様でお子さまを育てられるような暖かさがおありなのでしょうか。私が何よりも嬉しく存じており、また感謝していることなのです。
前日の授業を見て、用意した教材を新たなものと差し替えるべく、考え作り続ける・・・この仕事で講習期間中は特に徹夜近くになってしまうのですが、朝から元気で居られますのも可愛い生徒さんたちやお母さま方にお目にかかれるからなのです。昨日は最終日でテストもさせて頂きました。これから奥沢でのペーパー演習がスタートするのにどんなご指導が適しているのかも良く解りました。それぞれの単元を将来的に・・・一年後に応用問題に繋げていけますようにご指導させて頂く所存です。初日には今後の学習の展望もお話させて頂きます。

年長さん達にはよくお話していることがあります。それは、どんなに目新しい問題(ほとんどの場合がそうですが)に対しても、驚いたりあきらめたりしないでひとつひとつを落ち着いて考え始めましょう、ということです。その為にも、今知っていること、覚えてきて下さったであろうことばかりを選んでテストには出させては頂きませんでした。まだ今回はお勉強の開始されたばかりのお嬢様でも、これから果敢に考えるということを身に着けて来ましたら、積極的にその場で差し上げる考え方の糸口やヒントなどの助け舟に乗って下さいますし、いずれはその単元そのものをしっかりと理解出来るようになられ、習熟の域に向かっていかれるでしょう。私は年長さんでも問題を解くお時間に関し、かなり待つべき時には待っております。待つかどうかの判断は、クラスの中でお1人でも集中して考えておられる方がいらっしゃるかどうかという見極めからです。こうしたお子さまはご自分でいい加減な思考を許してはいませんから、しっかりと理解したい気持ちも強く、最終的にはよく伸びます。逆に何も考えずに、作業的に例えば数の操作の○を書いていらしたとすれば、無駄なお時間としてすぐに時間を切ります。ペーパー一枚一枚が、楽に手先のことで終わるのではない事、その一枚一枚に対し、しっかりと向き合い、付き合う事、そのことを年中さんであってもこれからの目標としたいと考えております。また、ペーパーの各単元の楽しさを充分に知って頂きたいというのも、年長さんと変わりません。出来るだけ好き嫌い無く各単元に挑戦して参りましょう。

昨日は午後3時半からは年長さんの行動観察クラスでした。午後1時40分位にアシスタントの先生方とミッドタウンの方までお散歩し、ランチを頂いて参りました。本当に良いお天気で気持ちが良かったです。ただ、ミッドタウンでは2時過ぎても大変な込みようで、クラスの準備に間に合うように帰れるかしらとちょっと皆で焦る一場面もありましたがなんとかなりました。・・・今もふと気がつきましたが、私たちはよくお食事やお茶を共にいたしますし、ご一緒に帰路につきますが、話題はほぼ全て六本木クラスのその日の授業について、お嬢様のご成長ぶりについてに尽きるのです。本当に熱心なスタッフに恵まれておりますね、つくづくそう存じます。
そして年長児の木曜日クラスでは、最近盛んに取り入れております集団活動も昨日も扱わせて頂きました。来週月曜日の行動観察のカリキュラムを本日は整えながら、クラスの皆さまに是非お伝えしたいことをまとめさせていただきました。いつも授業最後にお話させて頂きますその日の授業に込めさせて頂きました意味や目標、そして今後のことについてと同時に、ご家族様、お母様、お父様、そしてお嬢様についてお伝えしたいことをもお話させて頂いておるのですが、廻り道なようで、やはり大切なことであると考えているのです。お嬢様がお母さまを、お父様を、そしてご両親様はお嬢様を100%信じ切って信頼関係に御一家が結ばれておられますように・・・このことが何よりも不可欠であると確信しているからなのです。お子さまのペーパーテストが、行動観察テストがいつも上位である。だからこの子は信じられる・・・ということでは無いのは六本木クラスのお母さまであれば御存じでいらっしゃいますね。何をもってお子さまを認め、お子さまの全てを信じ切られるのか。しかし、それが頭でわかっていても、どんなに難しいことかも、私自身がわが身を振り返り、よく存じてもいるからなのです。用心しませんと、素晴らしい教育目標や理想を掲げて全身全霊を込めて育児をスタートさせていたつもりが、いつの間にかそれらが別のものにすり変わってしまっているということはよくあることではないのでしょうか。
それにいたしましても、本当に今回は4月より幼稚園では年中さんという年齢でありながらご家庭での教育が偲ばれる数々の出来事に触れ、感動致しました。それらは授業時に差し上げた課題に対しての答えである時もございましたが、私やスタッフが感激しますのは、いつの時でもお友達に対するさりげない思いやりや気配りやお行儀やマナーの良さを目の当たりにした時なのです。どんなに素晴らしい、人に喜びの気持ちを抱かせるような魅力的な女性へと成長して行かれるのでしょう。その希望を胸にこれからもご指導させて頂きます。
夜、横浜につきましてからは家族とお食事をして帰りました。途中、桜の咲いた一枝がお料理に添えられ、お店の方に「どうぞこの脇の一輪ざしに飾られ、お花見の気分でお召し上がり下さい。」と言われ、本当に素敵な一足早いお花見をさせて頂いた気分でした。昨日、生徒さんに「先生に。」と落ちていた桜のほころびかけた蕾を頂き、幸せになりました。嬉しい春爛漫の桜の光景ももうすぐですね!どうか風も雨も穏やかに・・・!花冷えの季節ですが皆さまどうぞくれぐれもご自愛下さいますようお祈り致しております。さあ、来週は年長クラスの春期講習会ですね。とにかく、頑張りましょう!