大変お寒い毎日ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。私はこの17日、18日の金曜日土曜日と奥沢教室にて模試試験結果の面談を行わせて頂きました。お寒い中、お越し頂きました皆さま、本当にお疲れ様でございました。初日は午前10時からスタートでしたが、お1人30分でも短い位で、お伝えしたいことや、またご質問がございましたね。これからのお嬢様のレベルアップに繋がって行って下さるのなら本当に嬉しく存じます。やはりお1人お1人で今後お力を入れて目指して頂きたい点は異なりますので・・・。本当はもっとそれぞれのお嬢様の素晴らしさもお伝え出来たら良かったと思いますが、短いお時間の中ではどうしても補強点のみのお話になりました。17日午後は少しお時間が空き、自由が丘までランチを含めてお散歩して参りました。そして夕方最後の面談の方がお帰りになられた後、丁度渋谷から帰宅する息子が奥沢駅に寄り、初めて奥沢教室にやって参りました。・・・そうでした。息子、ついに留学を終え、帰って参りました。そして今は日本を懐かしみつつ友人の皆さんと旧交を温めている日々なのですが、何しろ息子の活動範囲内ですので、「ここから大学に通いたい。」などと言いだし・・・バスルームも何も無い小さなビルのお2階ですのにね。教室のお隣のアンカフェさんのフルーツタルト(本当に新鮮なフルーツです)を頂き、家庭的なイタリアンのお店で簡単な夕食を頂きました。そして、いつのまにか降って来た小雪の中、震えながら帰りました。翌土曜日の一番最初の方は4カ月の赤ちゃんをお連れになられ、お父様もご一緒にお越し下さいました。最近では教室のお問い合わせもお父様からのお電話が多くなりました。御熱心なお父様が増えられ、心強く感じております。
さて、面談ではご家庭でのご準備においてかなり大変なお願いをしたかもしれません。ですが、本当に努力した期間のことをお子さまはきっと忘れないでしょう。むしろ、誇りに思われるでしょう。これからの8ヶ月間、お母様はお嬢様の小学校受験準備というマラソンの為の伴走者でいてあげて下さい。暖かなお家の中から他人のようにただ中継を見守るのでもなく、コーチになってゴールで待つのでもなく、一緒に走ってこそ空気の冷たさも足の痛みも解ってあげられるのです。そして伴走しながら叱咤するのではなく、お嬢様の痛みや苦労に寄り添って、見守って、木魂して(共感して響き返してあげることです。)あげて頂きたいのです。
今日は久しぶりの休日で、夜、テレビの「世界の果てまでイッテQ」という番組の中でイモトさんが南米最高峰のアコンカグア登頂を目指すという特集を最後まで見て感動しました。その登山チームは現地をよく知るガイド3名をはじめ、専門家がほとんど占める中、石崎ディレクターという、登山に関係の無い男性が参加していたのですが、7000メートル級の吹雪く中での登山という本当に死と隣り合わせの環境でイモトさんが最後まで頑張れたのは、私はこの石崎さんという存在も大きかったのではと感じているのです。勿論専門家の冷静な判断は欠かせませんが、石崎さんは過酷な行程の中で、特にプレッシャーを感じず(そのように振る舞っていたのかもしれませんが。)イモトさんにも「何故来たんですか?」とからかわれるシーンもある程、まったく山の中では初心者らしいのです。その石崎さんは体力よりも何よりもとにかく心が折れずに強くあらねば先へと進めぬ状況の中で、図らずも?イモトさんを「安心させた」という役割があったのではと思うのです。どんどん自分を追いつめて行く状況の中で、この「安心させる」人がいるということはどんなに心強く、本来の自分に立ち返るゆとりを与えてくれ、また自らの勇気を奮い起させる心のスペースを広げてくれることでしょうか。結局山頂のお天気の急変であと僅かで登頂は逃しましたが、イモトさんが一年に一度、自分を成長させてくれることに挑戦するように決めている。ということも含め、子供達がこんな風にあきらめない強靭な精神力を持てたならば・・・と最後まで六本木教室と重ね合わせて見てしまったのでした。
あるお母さまからのメールで、精神力について書かれていらっしゃいましたが、本当に私も芯の強い精神力が子供たちの心の中で育っていって欲しいのです。もしそのお子さまが将来望むのならば、その高みをあきらめずに目指せる強さを持って欲しい。強くて、しかも強風にはしなやかにしなる柔らかさも兼ね備えて欲しい。心からそう願うのです。