皆さま、あけましておめでとうございます。会員の皆さまには、昨年年末の最後の最後まで本当にお世話になりました。チョコリットでは、昨年も沢山の方々が目指していらした小学校のご入学に向け巣立って行かれました。今は喜びを胸に、ご家族様で心満たされた新春の温かな、そしてお静かなひとときをお過ごしのことと存じます。
毎年、合格されましたお母様方にお会いする度に、美しさが増していらっしゃると感じます[E:happy01]内面の充足感がこれ程までに外に現れるのだと実感させられる瞬間です。
そして、頂きましたお年賀状のお写真も、本当にもう10回も拝見しなおしてしまうほど、お子さま達の笑顔の愛らしいことと申しましたら[E:shine]そして、仲睦まじいご家族様のお写真は、合格されましたご家庭も、これからお試験をうけられますご家庭も、まさに小学校が求めておられる凛とした節度の中に、愛情に満ちた素晴らしい雰囲気が感じられ、魅せられております[E:shine]

さて、新年を迎えられ、六本木クラスの新年長さんのお母さま方は新たなお気持ちとともに、少しばかり焦るお気持ちと向き合われることに、御苦労なさっていらっしゃるのかもしれません。実際には12月31日から1日、日付が進んだだけなのですが、この「新年」という言葉には相当重圧感があり、まるで一足飛びに入学試験の檜舞台に立たされたかのような緊張感に包まれておられる方も少なくない筈です。頭の中は昨年にも増してもう今年の秋の入試のことで一杯でしょう。でも、「笑う門には福来る」のお気持ちで、大きく深呼吸をされ、今こうして無事に居られるということにももう一度感謝をされ、お嬢様とともに「威風堂々」と[E:happy01]歩き始めて下さい。私はむしろ、お嬢さま方よりもお母さま方の方が気に掛るのです。お嬢さま方は、お母様方が思われておられるよりも、相当逞しく、そしてお姉さまになっていらっしゃいましたよ。私はよくそうしたお嬢様のご成長の兆しを目の当たりにして、微笑ましく、内心讃嘆しているのですが、お母様方の中にははお嬢様がご自分の足で歩き始め、ご自分のご意見を表現されることに戸惑われる方もおられますね。私がお嬢様に感じている、最近のご成長とともに現れた魅力的な人格は、もしかしたらまだお母さま方と共有して居ないものなのかも知れないと考えることも多いのです。2月の初めにでも、面談をさせて頂き、これからのお嬢様のことをお1人お1人とお話させて頂けましたらと存じております。
ただ、それまでにお願いがございます。もうすぐ冬期講習会も始まりますが、とにかく、この冬休みはペーパーとじっくり取り組んで下さい。焦るのではなく、毎日、一歩一歩、歩める限りで良いのです。そもそも、小学校受験の大変さは、ご本人がまだ幼稚園のお子さまであるということで、お母様の多くは、いっそご自分のお試験であればどんなに楽なことかとお思いでしょう。実際、ご自身のお試験で何日徹夜しても、今の精神的な大変さに比べたら楽な筈です。でも、その大変さは、残念ながら、必要なことなのです。入学試験に不可欠な精神的な大変さのほとんどを、これから秋までお母様が背負っていかねばならないのです。どんなに苦しいことでしょうか。でも、私が皆様に経験して頂きたいのは「喜びの受験」なのです。小学校受験は、大変さや苦しさをお母様お1人が抱え込まれ、他に何の援助の手が無ければ本当に孤独で耐えがたいことでしょう。これからの11ヶ月間、六本木クラスで出会えたお仲間と助け合って、ともに合格し合いましょう(少し変わった表現ですが。)私は六本木クラスでお1人お1人を支えます。そして、お父様は是非とも、ご家庭でのお母様とお嬢様を支えて差し上げて下さいますよう、心よりお願い致します。お母様はお1人ではございません。また、決してお1人にはならないで下さい。張りつめてしまった時には、私の授業など2時間立ちづめでメモをお取りになっておられるよりも、ホワイエでゆったりとお母さま同士のお話に花を咲かせていらしてもそれはそれで有効なのですよ。
小学校入試以前に、六本木クラスで一生のお友達との出会いがあったら、本当に素敵なことですよね。
皆様と六本木で全力で頑張るこれからの11カ月間、私もその重みを胸に、精いっぱい今年も尽力させて頂きます。皆さま、どうぞ宜しくお願い致します。

皆さまの本年のご健康とご多幸を心よりお祈り致しております。