今日は、気持ちの良い秋空でしたね。冴え冴えとした気分になりますが、朝夕は冷え込みますので、皆さま、お風邪など召されませぬように!
私は今日は国立音楽院の授業の日でした。先日、息子にいらない革ジャンを貰いました。なんでも、イギリスから買って来たのだけど、きっとこれは女性用だと言うのです。胸が不自然に余るそうで・・・。着てみましたら、重い!小型の獣を背負っている感じ?です。絶対肩が凝るので、着て行くのはやめて、普通のショートトレンチにしました。
三宿に着くと、小さな坊やを自転車に乗せている若いお母さまが・・・。ああ、いいな~!としみじみと思ってしまいました。この爽やかな秋空の下、可愛い我が子と一緒で、これ以上何がいるのでしょう。私ならば、森林公園にでも連れて行き、ドングリなど拾って遊ぶでしょう。よく2人で「ゆかいに歩けば心弾む[E:notes]」と歌いながら、林の中をお散歩しました・・・。お母さま方がどんなに可愛く思っていらっしゃるのか、私は教室のお子さまとお話しながら思うのです。私の読み上げるお話の聞き取りの問題文が可笑しくて、口元に微笑を知らずに浮かべていらっしゃる時、一生懸命、椅子の上でお行儀よく座ろうと頑張られる時、問題文を解く合間にも、ふと幼稚園のことが思い出されて、楽しそうにお話しかけられていた時、お友達と手をつないで、はしゃいでいる時、答えを間違えて、ちょっと悔しそうな時、目を輝かせて、発表をする時、エレベーターの前で、皆で体を寄せ合って笑っている時・・・その時々で、私はお子さま達が、本当にどんなにかけがえの無い、ご両親様、そしておじい様、おばあ様の宝物であるかということを心から実感して来たのでした。
今日は、先週から国立の私の授業にいらした生徒さんとお休み時間にお話ししましたら、都内の私立小学校の3年生の男の子のお母さまであることが判明しました。・・・生徒さん、お若いお母さまばかりですね。ダイレクトにお話の内容が伝わる感じで、大変お話しやすいですし、楽しいです。
さて、実は、私、今日復活致しました(笑)。5日より、廃人同然の生活?でした。何もする気が起きなく、眠くて風邪も引いていて・・・。お母さま方は、どうやら大変お元気なようで、良かったです。こんなに眠っても、人間、良いのかという程眠った挙句、復活しましたが、
途中、7日は外苑前の梅窓院というお寺で法事があり、久しぶりに家族3人で、表参道などお散歩し、カフェでお茶して帰って参りました。これから、また、一年分の教材を作成する所存です。
帰宅後、三宿で出会った小さな坊やのことが頭をよぎり、昔の手帳を手にしましたら、間に挟んである紙が落ちました。息子が言った言葉をメモした紙でした。これは、どちらも息子が小学校の3年生の時の言葉です。
「今は自分が本当だと思っても、空間のトンネルを通って大きくなった時、今を見たら、その時の自分にとっては今の自分が本当ではないんだよね。」
そして、もうひとつ、こちらは私がとても好きな言葉でした。
「知っている?ドブのところにしか咲かないきれいな花だってあるんだよ。だから、これだけは取らないでねって 神様が言っているの。」
残しておきたい面影、どんどん成長していく子供達。でも、子育ての日々の中から拾った子供の言葉を書き残しておきますと、今でもそのメモを見て、瞬時にあの頃の若き母に戻れる自分がいるのです。一緒に秋風を感じ、落ち葉を踏みしめて歩いたあの豊かな時に。