・・・本当に、皆さま、なんてご成長されたのでしょう。どなたもピカピカ光っていらっしゃいましたよ。こんなにも変われることが出来るのも、やはり、どのお嬢さまもご家庭の素晴らしい教育があってこそと存じますが、今日は、帰りにアシスタントの先生方とお話していて、先生方も皆様のご成長ぶりに驚いておられました。昨年も、六本木クラスのお姉さま方は試験の本番で試験官の先生よりお行儀を褒めて頂けたそうです。皆さま、本当に頑張って下さいました。もう、このまま自信を持って受けていらして下さいね
さて・・・。本日、皆さまと最後の授業を行いましたが、大変個性的なお嬢さまばかりの今年の年長さん達の描く絵の素晴らしさには驚かされました。まるで心の中の明るさがそのまま抽出されて出来たような絵ばかりでした。本日は親指姫の一番好きな場面も描いて頂きましたが、その時の会話です。
私「どの絵も素敵ですね。最後の場面のお花の国で王子様と一緒にいる絵が多いですね。あら、あなたは、ねずみのおばあさんと親指姫が一緒にいるところを描いたのね。でも、だれもモグラと一緒のところは描かないのね。」
ほぼ全員「モグラなんて、いやだ~。」
A子さん「ねずみのおばあさんは、優しいものね。」
B子さん「でも、モグラと結婚しなさい!って言うからいや。」
C子さん「そうそう、モグラなんかと結婚したら、大変だもの。」
私「どうして大変なの?」
C子さん「だって穴掘りをしなくてはならないでしょ。モグラと結婚なんかしたら。」
D子さん「何十メートルも掘らなきゃいけないものね。」
E子さん「それに、真っ暗なのよ。」
全員「暗いのいやだ!」
C子さん「お洗濯や、お掃除の方がまだ楽よ。モグラと一緒に地面の中で穴掘りをするなんて、本当に大変だと思うわ。」
・・・深いですね。今から結婚についてかなりしっかりと考えていらっしゃいますね。御主人様の稼業を当然のようにお手伝いするという立場も、お子さまながら、凄すぎです!このような妻が、夫の研究室のフラスコやビーカーを洗い、研究を支え、ノーベル賞受賞に一役買うのでしょうか。今、ご主人様がお仕事に行かれるのを朝食をきちんと作って見送るご家庭が減って来ているようにも思えます。一見、まるでメルヘンチックな会話に聞こえてしまうかもしれませんが、大変まともな会話であると私は考えます。
ほとんどの皆様とはセミプライベートご指導があり、まだまだお別れでは無いですが、六本木クラスとはしばらくお別れですね。またいつでも、お顔を見せて下さいね!合格を心からお祈りいたしております!
皆様に出会えましたこと、本当に心から感謝しております。