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昨日は、なんだか春の気配すら漂っておりましたね!
午前に新年少さんのクラスがあり、一週間ごとにお会いする度、前の週よりも実感として成長を目の当たりにし、驚くことが多いクラスです。毎週の記憶の課題も、間違えたことは無く、今日は言語のテストみたいなことをさせていただきましたが、今、爆発的に言語を獲得している時期なのですね。2歳の頃は、200~300あった語彙が、3歳には1,000語に達し、4歳の、第2の質問期に入って、また増え、小学校入学時には、個人差が激しいものの、2,000語から14,000語もの語彙を獲得しているのですから、日常の会話も赤ちゃん扱いせずに、大人に話すのと同じくきれいな言葉で話しかけ、長い絵本でも興味を持って楽しめるお子さまには、本当にじっくりと読み聞かせてあげれば、そのお子さまの生涯に渡って有効な贈り物をされていることになるのです。

そういえば、こんなこともありました!

我が子がまだ幼稚園の年少さんの頃でしたが、通りかかった公園で2人で休んでいましたら、急ぎ足の男性がいらして、「**会館は、どちらですかね?そこで、今から市内の小学校の校長の集まりがあるんでね。」と道を尋ねられたのです。私は、その道筋を申しあげました。すると、その方は、「いや、ありがとう!」と急いで向かわれようとしました。その時突然、見上げていた息子が言ったのです。「ちがうよね、ありがとうございます、だよね!」私と、その方と、同時に赤くなったのを思い出します[E:coldsweats01]

子供は、皆、鋭いです。例えば公園でハトに餌をあげていたお爺さんが落した杖を、拾ってお渡しした時に、その方が「ありがとう。」と言われても、息子はそんなことは言わなかったでしょう。

息子は、「御礼を言う時は、心からありがとう、という気持ちで言うんだよね!」と言いたかったのでしょう。

子供は、見えない大人の威圧感を大変嫌います。逆に、私は、子供達の持つプライドを教室でも、電車の中でも本当に良く感じるのです。小さい身体ですが、本当に、大人になるまでの未熟な存在と思ったら、それは違います。まるで、身体が大きく、心は豊かさを失った、ギスギスした大人国の人間と、身体は小さく、周りにも常ににこやかに興味と愛きょうを振りまき、大人国の国民に対して大変友好的な子供国の人間が、ひとつの世界で、共存しているかのように思われる程、ある意味、彼らは既に完成しているのだと私は思うのです。

ですから、もしもあなたのお子さまが、大人には理解出来ないような不機嫌さを突然あらわにした時には、もしかしたら、彼のプライドを傷つけたのかも知れない、という可能性もあることを、思い出していただきたいと思うのです。