六本木クラス年長さん一回生のお父様、お母さま、六本木クラスの年中さんにも人気の聖心女子学院初等科の本当にお詳しい入試内容を、お忙しい中お知らせ頂きまして、本当にありがとうございました!年中さんにとりましては、一日でも早く相手の姿を知ることが大切ですので、ここに一部を掲載させて頂きます!

ペーパーのページ数は多く、本当に頭の良さとお行儀が問われていたようにお母さまも感じられましたお試験でした。問題の中には長い迷路の問題も含まれ、色々なお約束事があったようです。また、全てがお話の記憶に関連した問題で、その中には数の問題も含まれていたとのことで、その点は昨年と同様ですね!そして、個別御指導で私が作成したものに似た鏡図形が出題されたとのことで、次回の六本木クラスで、その鏡図形の宿題をお渡し出来ればと存じます!

ペーパーの問題数が多いということは、最後まで集中力を保てるかということも大切なポイントになってまいります!最後まで楽しくペーパー試験が受けられたということは、それだけ知的好奇心も成長しているということで、やはり真から学ぶということ自体をお好きになっていない限り、枚数の多いお試験は大変であると言えるでしょう。

迷路は、習熟度だけではなく、そのお子さまとお母さまが学ぶことに対して、どれだけ真摯に取り組めているのかが計れると思います!点図形や、昨年の聖心や、横浜雙葉でもよく出題される点線をクーピーでなぞるといった、巧緻性の試験にも、まったく同じことが言えるのです。まっすぐに線が引けていなくても、点を通っていなくても、大体出来ていれば、それで良いというお考えを幼いお子さまに示してしまうのは、もしかしたらそのお子さまの将来の学ぶことに対する安易な姿勢につながる可能性すら感じているのです。教科書の単語の暗記自体にはそれ程意味は無く、それぞれの教科の楽しさ、面白さは教科書の背後に計り知れなく広がっているという周知のことを、簡単に素通りしてしまうような素養を作ってしまうとしたら、とても残念なことです。

しかしながらこの時期、迷路や点図形をとっても、年中さんで完璧に仕上がっていらっしゃる方になど、私はお会いしたことはありません。お子さまは、今、果敢に色々な分野のペーパーの問題や、制作にも取り組まれて、なかなか思うようにはかどらなかったり、仕上がらなかったりといったことはあたりまえなのです。私がお願いしたいのは、親子の目指す理想は下げないで頂きたいということで、その理想に向かって一生懸命に取り組まれた結果に対しましては、「それくらいで良いのよ」とおっしゃるのではなく、「そこまで出来たのね!あと少しで、ここまで出来るわね!」という励ましのお言葉でお導き頂きたいのです。

合格は、嬉しいことです!多分、一生その嬉しさは消えないでしょう!しかし、もしも合格に至らなくても、そうしたご努力を欠かされずに歩まれていらしたならば、それは、これからどんなにその方の栄養になっていくでしょうか。大切なのは、小学校にあがられた以降の、そのお子さまの人生がどれだけ豊かなものになってゆくか、なのです!

六本木クラスの年中さんクラスの皆さま、お子さまの将来に繋がるような受験勉強を、ご一緒に目指し、頑張ってまいりましょうね!

そして、六本木クラスの年長さんクラス一回生の皆さま、切に切に・・・!合格をお祈りいたしております!