会員の皆さま、昨日は本当にお暑い中お越し下さり、大変お疲れさまでした。お帰りになる際にブログをお読みいただいているとお話して下さったお母様がおられ、今日は六本木のクラスの会員の皆様に呼び掛けている気持ちで書かせていただきますね!
お母さま方が、それぞれ今日まで慈しまれてこられた「いのち」。教室におひとりおひとりが、きれいなお辞儀をして入ってこられるのを、わたしは、「今、お預かりしました。」という思いで見つめています。どのお子さまも、それぞれが、この小学校受験準備における、様々な思いを経験されてきている筈です。お子さまの中の数名は、2、3歳の頃に出会えた方なのですが、会員の方の多くは、前回の体験で初めてお会いしましたから、第一印象というものを抱いたわけでした。お母さま方のお子さまに対するお悩みと、私の印象とは、教室でも申し上げましたが、やはり少し異なるのです。共同制作で、仲良く相談している様子、グループ間で、ものの貸し借りの時の声掛け、第一回めからなかなか良く出来ていらっしゃると思いました。お行儀も、ほぼ、大丈夫です。もしもお嬢様が初めての場所で、ご自分を上手に出せないとお感じでしたら、お子さま自身が、持ち前の優しい素直な気持ちで振る舞われるのを見守ってみましょう。大丈夫です!皆さま、キチンと育てられている方ばかりです。もしも、何事かがあって、お子さまご自身の判断で、自然に口から出た一言を、いつも横から、「まあ、何を言っているのでしょう!躾が行き届かず、こんなことを申してお恥ずかしいです。」と否定されていたら、どうでしょうか。六本木クラスの多くの方に、私は近い将来のリーダーとなられる素養も感じております。頼りない・・・と、今はお感じでも、他の人よりも深く考え、感じ取れる人は、やがて友からも認められ、尊敬を集める存在に成長されていくことでしょう。
これからも、お子さまが、自分の気持ちをまっすぐに言える素晴らしさを育んであげたいものです。お友達に、真心から関わる気持ちを大切に育んでいかねば、その子の人生は寂しいものになってしまうかもしれません。お子さまがご自分の考えで何か、言ったり、しようとすることに対し、親は、むしろ全力で味方をしてあげるべきであると考えます。『お母様も、先生も、このままの私ではいけないと言っている』という思いは、そのお子さまの本来伸びて行くであろう個性や良さを迷わせてしまうのではないでしょうか。
昨日は、過去に出題された絵本の作者、たかどのほうこさんの絵本を読みましたが、お子さま達の嬉しそうなお顔!たぬきがお母さんに化けていろいろ困ったことをしていくのですが、後で聞いてみましても、全員が、ほとんど全部のたぬきのいたずらを覚えていました。横浜雙葉の前校長先生は、子育てに「ユーモアを忘れずに」と文章に書かれていらっしゃいました。誰かの失敗を笑うお笑いの世界のような「可笑しさ」ではなく、常に心に余裕があって、知的に考えればいろいろな「面白さ」を感じとれるであろう生き方が出来たら、素晴らしいと思うのですが、キリスト教の学校の卒業者には、そんな魅力的な女性が多いのも事実です。横浜雙葉は、ユーモラスな絵本も好まれるようですね。
お母さま方に、今回も特に、ご覧いただきたいシーンがありました。それは、「お花」の表現をみんなでするために、全員で手をつなぎ、ラディゲの「花の歌」に合わせ、つぼみから花開くところまでをしていただいたのですが、手をつなぎあったときの、なんとも安心した、嬉しい気持ち溢れるお顔は、一番の素敵な表情でした。「皆、心からお友達が好きで、仲良くなりたがっている!」ことを実感しました。今後も、お互いはライバルなどでは決して無く、同胞として心を開きあい、「より良い言葉がけと崩れない正座」を磨いていきつつ、いよいよお弁当指導と巧緻性、個人制作のレベルアップを目指していこうと思っております。
全員が、可愛くて可愛くて、一生懸命な心が愛おしくて・・・。「生徒さん、良い子ばかりで可愛いですね!」と言われると、メロメロになってしまうのです!秋に、1人残らず笑顔を絶対見せていただきたい!これからの4カ月で出来ることを、ご一緒に頑張って参りましょうね!