今日の午後までは、心配していた雨もなんとか持ちこたえてくれましたね!
横浜雙葉の校門に立ちながら、これまでに出会った、忘れられない合格者の方々のエピソードを思い出しておりました[E:confident]今日は、その中で、「相手を思いやれる子」「考えることが出来る子」をテーマにお二人の方のお話をさせて下さい。

[E:cherry]Sちゃんのおはなし[E:cherry]
あれは、Sちゃんの本番目前の個別指導の時間でした。みんなにカバンを作ってあげて、遠足前夜、自分のカバンを作り続けたものの、お弁当は作れずに出掛けたロバさんのおはなしの、過去問のアレンジを解いていた時のことです。「この絵の中で、朝、皆が集合した時のロバさんのお顔はどれだったと思いますか?」という問いで、しょんぼりしている顔、怒っている顔、そして笑っている顔が選択肢にありました。Sちゃんは、大変優秀です。ほとんど、間違えずに問題が解けます。ところが、その時、Sちゃんは、「笑っているお顔」を選んだのです。「そう。どうして、そのように思いましたか?」と私は尋ねました。すると、Sちゃんは、こう答えたのです。「ロバくんは、本当はお弁当が無いので、困ったり、しょんぼりとした気持ちでいたと思います。でも、遠足の日に、皆が楽しい気持ちで集まっているのに、そんなお顔をしたら、みんなも元気がなくなってしまいます。だから、ロバくんは、笑っていました。」・・・Sちゃんのお母様もお医者様です。Sちゃんも、そうなってくれたらとお話しされていましたが、私は、その時、心からSちゃんがお医者様になられたら、そんなお医者様に是非診ていただきたい!と思いました。

[E:apple]Aちゃんのおはなし[E:apple]
それは、雨の日のことでした。授業が終わり、解説が始まる時に、お父様が駐車場から急いで駆け込んでこられたのでしょう。スーツの肩が雨で濡れてしまっていたのです。解説の時には、お子さまはご父兄の座られている横に、キチンと立っているのですが、Aちゃんもその時、申し分なくきれいに立っておりました。ところが、ふと、お父様のお肩に目を止めると、そっとポケットからハンカチを取り出し、そっと水滴を拭いてあげたのです。そして、静かにまたハンカチをポケットにしまうと、美しい立ち姿に戻りました。あの時の、彼女の優しさは、ずっと今でも私の心に残っています。

今、お話しした2人は、ただ優しいのではありません。2人には、その優しさを自らの考えで実行出来る賢さを合わせ持っているのです。自分さえよければ良いのではなく、周りの人に気を配れる心があるのです。振り返って思うと、ミッション系小学校に合格される方は、皆、そうした心に残るエピソードを持っています。行動観察で、ほんのちょっとでも、思いやりの行動がお友達に対して出来た瞬間を、試験官は絶対に見落さないはずです!集団でも、前から見渡していますと、まるで一人一人がレリーフのように浮き彫り化されて見えるのです。せっかく優しいお子さまなのに、ストレートに聞こえてしまう言葉を変えるだけでも、随分、印象も違って来るものです。六本木クラスの体験にお申し込み下さいました皆さま、ご一緒に頑張ってまいりましょう!全力で、サポートさせて頂きます!