その為に、何よりも自ら成長していこうとする姿勢を信頼して次のステップへの適切な導きを行っております。適切な促しで、お嬢様の能力と素晴らしさは開花します。生徒の皆様がお持ちの素晴らしい能力を入試考査で遺憾なく発揮されるためには、それぞれのお嬢様をよく知り、よく考え抜いた繊細な言葉がけが欠かせません。

そのために、本物に触れる教育を目指しております。頭や心に浮かんだことを適切に表現することを喜びとし、知りえる全てを動員するということが習慣になりますように願っております。そのことで様々な物事への興味も増し、また、言語能力、発表力も増すと考えます。五感で経験し、深く実感して初めて生き生きと自分の言葉で表現出来、その力は各校の入試で強く求められております。

コロナ禍以前、リュミエールドチョコリットでは定期的に「本物に触れる教育」として「クリスマスクラシックコンサート」を実施し、オペラやヴァイオリン、ピアノ、チェロなどのクラシックコンサートに卒業生と在校生およそ300名が一堂に会し、静けさの中で音楽を楽しむ経験を重ねて参りました。

美しいものを愛することは、自分の心に芽生えた悪いことを恥じる気持ちに繋がり、また、神様が与えてくださった世界を喜ぶということにも繋がると存じます。

テキストの表紙やイラスト、扱う内容や読み聞かせる絵本や紙芝居などの細部に渡り、美しいものや暖かな心に触れることが習慣となるように気を配っております。

物質的なものを求めると神様がくださっている自然の美しさも見えなくなっていくことをお嬢様達に伝えております。

全ての「いのち」が対等であるということを意識せずに前提として行動出来る心を大切にしております。対等であろうと意識した時には既に心の中に分離が生じていると考えます。全ての存在をありのままに認めるという姿勢がお嬢様のお心にごく自然にあるように育むことこそが、愛の心の基礎であると考えます。お友達や先生に対するマナーも常に大切に促しております。

大人がそうであるように、子ども達も絵本や童話で世界の見方が実にさまざまにあることを知り、豊かな本の世界を愛し、想像力と明るい視点を大きく育んでほしいと願っております。「未来が明るいということを子ども達が信じられるようにする」（今江祥智）ということを大切に考えます。既にあることを編集するのではなく、何もないところから想像力を縦横無尽に働かせ、創造出来る力は、小学校での主体的な活動や学びにも大きく繋がります。弊教室の授業は全て、素敵なお嬢様独自の自分らしさを響き合わせて、お互いの大きなご成長へと繋がっております。

自分のことは自分で出来るように常に促し、自分が願うことと同じ強い願いがお友達にもあるということ、また、お友達と自分の考えはそれぞれに違ってそれぞれに素晴らしいということを大切に相手の身になって行動することを促しております。授業では正しいお手伝いや日常生活での基本動作や振る舞いについてもしっかりとご指導させて頂いております。